死亡保障も介護保障も!?ジブラルタ生命の「介護保障付終身保険」のについて考える(メリット・デメリットなど)

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死亡・高度障害保障では足りない保障に備えるには?

多くの人は、自分の万一に備えて死亡保険などを契約したり、入院に備えて入院保険やがん保険を契約する。

それで多くの人は安心してしまうが、それでももう1つの大きなリスクは残ったものである。それはタイトルの通り介護リスクだ。

平均余命と健康余命が異なるように、多くの人は健康なままポックリと亡くなることはほとんどない。多くの人が数年以上、長い人は10年以上も介護される期間があって、それから亡くなっていくのが普通なのだ。

この介護リスクについては一般的な死亡保障や入院保障ではカバーされず、カバーするのは介護保険だ。

もし、預貯金が500万円や1,000万円、またはそれ以上あって、介護状態になったときでも困らない人であればよいが、そのような人は全体的に見るとを少数だろう。

多くの人は、多くのお金のかかる介護状態が、しかも長年にわたって続くと、金銭的に困ってしまうものだ。

介護保険金として保険金額の50%を前払いするジブラルタ生命の「介護保障付終身保険」(メリット1)

介護に対する備えが十分でない人にとって、 つかえると思うのが、 ジブラルタ生命の「介護保障付終身保険(低解約返戻金型) 」だ。

仕組みとしては一般的な終身保険に介護保障を加えたような仕組みの終身保険だ。もちろん被保険者が死亡したり、高度障害状態になったときは、契約した保険金が受け取れるのはもちろんのことだ。

ここからがこの商品の魅力であるが、万一保険契約中にジブラルタ生命所定の要介護状態に該当した場合や、介護保険制度の要介護2以上の状態に該当した場合、介護保険金として保険金の半分が前払いされる。

しかも、その後も保険契約は有効に継続し、残り半分の保険金額が死亡・高度障害となるようになっている。

例えば、パンフレットの例のように、30歳の男性が保険金額1,000万円で、保険料払込期間を60歳満了、月払保険料20,870円で契約したとしよう。

この男性が例えば、 55歳のときに公的介護保険制度により要介護2以上の状態に該当したり、ジブラルタ生命所定の要介護状態に該当した場合は、500万円が介護保険金として前払いされる。この500万円が介護費用として使用できるわけだ。

残りの500万円は死亡・高度障害保障としてその後も継続するので死亡保障についてもお葬式代としても安心だ。

介護保険金が支払われた場合、以後の保険料払い込みが免除される(メリット2)

通常の終身保険の場合、保険会社所定の障害状態となった場合、保険料が免除されることがあるが、この保険の場合、介護保険金が支払われた場合、以後の保険料の払い込みが免除される。

上記の例では、 55歳のときに介護保険金が支払われたと仮定すると、60歳まで残り5年間の保険料払込期間が残っているが、残り5年分の保険料約125万円を支払わなくとも済む。

実際要介護状態になった場合には、収入も途切れるのだから、このような仕組みは非常に良いと評価できるだろう。

この保険ではない、一般的な終身保険であっても、保険契約を解約したり、保険金額を減額して解約返戻金を使用することで、対応することは可能であるか、所定の要介護状態における保険料払込免除などは一般的な終身保険ではないため、この点は大きなメリットになっている。

「低解約返戻金型」のため保険料は割安だが…(デメリット)

注意点があるとしたら、 1つ「低解約返戻金型」である点だろう。保険料を払い込み期間の解約返戻金をそうしない場合の70%に抑えこむことにより、保険料を割安にしている。

ただし、これはメリットでもあり、デメリットでもある。保険料払込期間中に解約した場合、大損するからだ。

そんなことから保険料払い込み期間中には解約できない前提で考えておく必要があるだろう。そんなことから保険料払い込み期間はできる限り短く、例えば55歳満了などにすべきだ。

多くの人に勧められる保険

仕組みも比較的わかりやすくて、商品競争力も高く、保障内容も厚い。介護や死亡・高度障害に備える保険として、この「介護保障付終身保険(低解約返戻金型) 」は、多くの人に勧められる保険だろう。